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印南の家はすべての木材加工を手作業(手加工)で行う。手加工の場合に、一番最初に行われるのは、どの材料をどこに使うかを見極める番付け作業である。 材の四方の表情を確認しながら、建物に組み入れられて仕上がった時に、材料と住まいが一番映えると組み合わせを探り確定する。 経験上、プレカット(構造材の機械加工)では丁寧な番付け作業を望むのは難しく感じる。番付け工程があることも手加工の大きなメリットである。