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木材検査 Ⅱ 印南の家

印南の家の木材検査を行った。杉平角(梁材)に続いて2回目。今回はスギ・ヒノキの正角(柱・土台・大引きなどの各材)である。
大工の仕事場に搬入された各材を荷解きし、床と壁にすべての木材の四方を確認できるように配置して、樹種・寸法、色味・目込み、割れ・傷・くさり・虫、含水率などについて検査する。
どの材も目込みできれいなピンク色の芯を持った、素直でまっすぐな龍神材らしい良材であり、合格である。含水率は15~25%。これから加工の過程でどんどん含水率は下がる。天然乾燥の木材が、この時点でこの程度の含水率を示すのは優秀である。