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ヤマボウシ満開。

先日は木の家工房Mo-Kuのヤマボウシが満開だ・・・というお話を書きましたが、今回のは府中の家のヤマボウシのお話。同じヤマボウシでもMo-Kuのは落葉で、府中のは常緑です。そもそも私、ヤマボウシに常緑の品種があるのを知りませんでした。あるんですね、いろいろ。
府中の家ではまだ寒いうちに椿が咲いて、次にハナミズキが咲いて、その次ぐらいにエゴノキとモミジに地味な花がついて、今回の常緑ヤマボウシまでこの4か月ほどの間に次々と花を楽しむことができました。季節の代わりをこんな形で体験できるなんて、なかなかに贅沢なものです。
府中の常緑ヤマボウシの花の特徴は陽の当たる方角に花が偏ること。Mo-Kuの落葉のヤマボウシでは全体に花がついて、このような傾向はあまり見られませんでした。葉を落として冬を越すのも、葉を付けたままに冬を越すのも、それぞれの生き残りの戦略です。同じような種でもやはりどこかに微妙な違いが出るのでしょう。
充分な栄養もない真砂土に地植えされた木々たちですが、それぞれに頑張っています。秋には少しバークでも足して、栄養補給してあげようと思っています。