和歌山市の木の家工房Mo-kuに植わっているヤマボウシが満開の花を付けました。
木の家工房Mo-kuは川辺橋の近くにあって、遮るもののない道路際に建っているものですから、ほぼ一日中陽が当たり、風も結構強く当たります。そんなこんなで、植えたときには植木屋さんに、ヤマボウシの生存環境としてはちょっと過酷です・・・と言われたものです。本来、ヤマボウシは半分日陰で風もほどほどに・・・ぐらいの穏やかな場所の方が適しているのだそうな。
あれから１３年・・・そんな環境にもくじけず、このヤマボウシはすくすくと育ち、毎年立派に花を咲かせます。開花は桜などよりは遅く、５月に入ってから、６月の梅雨前ぐらいの時期です。白い大きめの花が一面に咲いて、なかなかにきれい。毎年こんなにびっしりと咲くのです。田辺の事務所の中庭にもヤマボウシが植わっていて、同じ時期に花を咲かすのですが、こんなに見事な花は付けません。
ヤマボウシよ・・・ここが気に入ってくれたのなら何よりです。ひょっとすると、生き残りをかけて大変な思いをして、花を咲かしているのかもしれません。でも、その甲斐あって、たくさんの人が通りの傍らのあなたの花に癒やされていますよ・・・毎年ありがとう。