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【市ノ瀬の家】含水率

天然乾燥材を使用する場合で特に注意したいのが含水率です。
何しろ山に植わっているときには200%ほどもあるものを、建築用材とするには30%を切るまでに落とさなくてはなりませんから。
もっとも難しいのは杉の平角(梁材)です。断面が大きい上に、桧正角(柱材)のように素挽き(計画的な割れ目)を入れることも出来ません。日にち勝負で乾燥するには1年程を要します。
写真の材は27%台と加工前の天然乾燥材としては優秀です。