本文までスキップする

府中の家ができるまで
Process

タルキを掛ける

タルキの支点間距離は、長いところで1.5間(約3メートル)となる。そのため、タルキの成(高さ)は通常より高く120ミリ、ピッチ(間隔)は455ミリとした。タルキの120ミリの高さの中はそのまま断熱材の充填厚みとなる。
タルキ成が高い分、軒の出も大きく出来る。府中の家では1メートルを超えている。軒の出の大きい家は陽差しの制御性にすぐれ、エアコンなどの機械に頼らなくても快適な室内環境を造りやすい。
軒先に厚みが出すぎると全体に重たく感じるので、120ミリ成のタルキは軒先に向かって細く加工している。