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各部屋の巾木は基本的に桧材で高さが6センチ、厚みが4センチほど、巾木上部の溝は壁材を収める溝である。 簡単な工事では、壁張りを先行し、巾木は化粧として壁に後付けされるが、府中の家では本格的に厚みのある巾木を使用し、各部の納まりをしっかりと付けた。 人は、たとえ目には見えないところでも、本物らしさを敏感に感じ取る。そんな方々の鑑賞にも堪える建物にしたいと思う。