府中の家ができるまでProcess
【♯35】薪ストーブ・ドブレ640WD・一台で40坪の全館暖房をまかなう
府中の家のメイン暖房器具は、薪ストーブ・ドブレ640WDです
1台で、40坪弱の平屋の全館を充分にあたためてしまえます
今回は据え付けの日の様子をお届けします
薪ストーブを据える際に重要なのは、ストーブが有効に温熱環境に貢献できる仕組みを、建物の方に備えておくことです
空気は温度差で巡ります
あたたかい空気は高い位置に、冷たい空気は低い位置へ移動する原理を利用することで、空気の流れをつくり、建物の全体に暖気を行き渡らせることができます
この空気の循環を促進するにあたり、設置スペースに上下の高さがあることが重要です
そして、あたたかい空気の通路を高い位置に。まだあたたまる前の空気がもどってくる通路を低い位置に設けておきます。
府中の家では薪ストーブのあるLDKは階高が開放的に高く、梁の上で個室との間をオープンに開いてあります
また、薪ストーブを据えるLDKの壁には珪藻土を塗りました
寒水(細かく砕いた大理石)を配合しており、壁全体でもストーブの生み出した熱を蓄えることができる造りとなっています
住まいの方では空気の通り道と蓄熱の工夫をし、全館の暖房をまかなえるだけの適切な能力をもった薪ストーブを導入することで、相乗効果により快適な冬が実現します
次回は、外構など引き渡し前の施工の大詰めをお送りいたします!
いよいよ完成した「府中の家」の現地へも、ぜひお越しになって実物をご覧ください
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