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府中の家ができるまで
Process

【♯27】敷居・鴨居・巾木・見切りなどを取り付ける

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屋内の造作工事を進めます

府中の家の屋内の引き戸・フスマ・障子はすべて地元産の無垢の木によるオリジナルです
現場では大工さんが手作業で、敷居や鴨居を取り付けてゆきます

現在では既製品を扱うことが多くなりましたが、こうした細かな造作工事は、実は大工さんの腕がもっとも発揮される部分でもあります
神は細部に宿る・・・・・・とよく言われますが、細やかなところを見せかけだけではなく、しっかり機能性と実を備えたものとして造ることは、全体の質感に大きな影響を与えます

府中の家の巾木(はばき)は、見た目をキレイに見せるためにあとから貼り付けているだけのものではなく、紀州材のヒノキによる高さ6cm・厚み4cmの部材で、溝を掘って壁を受け止めます
人は、たとえ目には見えないところでも、本物らしさを敏感に感じ取ります
そんな方々の鑑賞にも堪える建物にしたいと思っています

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