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府中の家ができるまで
Process

【♯26】外壁塗装!塗り壁風に仕上げる

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外壁工事を進めます

▽木の家ならではの外壁のポイント
▽サイディングとリシン吹きつけで塗り壁風に仕上げるコツ
▽無垢の木による外壁などの外部木部の保護塗料塗布について・・・・・・ぜひご覧ください!

サイディングに弾性リシンを吹き付けた塗り壁風で仕上げる西面と、無垢のヒノキ板でヨロイ張りにする東面、府中の家では2つの仕様を採用しています

軒の出が比較的浅く風雨にさらされやすい西面は、耐久性が高くメンテナンスの容易なサイディングの外壁としました
通気層の上へサイディングを張り、その上へ弾性リシンを吹き付けて塗り壁風に仕上げます
サイディングの目地をコーキングで防水工事する様子、弾性リシン吹きつけの様子を収録しています
弾性リシン自体には砂粒のような大人しめのテクスチャしかありませんので、あらかじめサイディングから表面に凹凸のあるものを選ぶことがナチュラルに仕上げるコツです

東面で2メートル近い軒の出に守られる部分は、無垢のヒノキ板でヨロイ張りにします
板を、角度をつけてヨロイのように張り重ねます
木材には調湿機能があり、湿気の多い日には膨らみ、晴れて湿気が少なくなると縮みます
この伸縮により貼り合わせた隙間が開いたり閉じたりすることで、通気層の湿気の代謝を促す役割を果たします
すべて張り上がったところで、外部木部の接合部や貫通部を一式防水工事し、保護塗料を塗布しました

木材は、どんなに保護しても基本的に経年変化します
深い軒の出で直射日光や風雨を遮ることで、変化のスピードをゆるやかにすることはできます
年月と共にうつろう姿も天然素材ならではの味わいです
当面は木地のままの様子をたのしみたいと思い、府中の家の保護塗料は透明を採用しています

外観がかなり完成に近づいてきました
次回はこの間、屋内で進んでいた工事の様子を特集します

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