府中の家ができるまでProcess
【♯25】断熱工事、壁。住宅性能証明・中間検査
壁に断熱材のパーフェクトバリアを施工していきます
中村伸吾建築設計室・木の家工房Mo-kuでは、木と共につかう素材の透湿性能にこだわっています
無垢の木は高い調湿性能をもつため、清々しさを住まう人が実感できることこそ木で建てた醍醐味であり、建物が健全に保たれる秘訣だと思います
府中の家で採用しているパーフェクトバリアは透湿抵抗値の低い断熱材(湿気をよく通す)です
一般の高気密・高断熱の住まいでは、断熱材はビニールの袋に封入されてあったり、あとから気密シートを施したりしますが、私たちは工夫によってあえて密封や気密シートを省いています
気密シートは湿気が壁体内へ入り結露が起こるリスクを回避するためのものですが、行き場を失った湿気は室内に残り、不快や不衛生の原因となりがちです
機械による換気でこの湿気を屋外へ排気することもできますが、機械の運転には常時エネルギーを消費しつづけます
機械への依存を最小限におさえ、家自体の造りで可能な限り快適に過ごせることを、私たちは目指しています
壁については結露計算を行い、湿気が壁体内へ留まることのない仕様を採用しています
湿気を通せる素材の選定と、通した湿気を屋外へ自然と排気できる造りを備えることで、建物自体が呼吸し屋内の清々しい空間を保ちます
府中の家では、「木の家」らしい過ごし心地を念頭におきつつ、断熱等級4、長期優良住宅相当の断熱性能を確保しました
住宅性能証明 中間検査の様子とともに、現場での工事の進みをご覧ください。
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