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府中の家ができるまで
Process

【♯24】断熱工事と床板(赤松)施工 ー平屋ー

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Jパネル(スギの3層パネル)の下地の上へ、断熱材を充填し、無垢の赤松の床をつくってゆきます

府中の家は、用水路の水辺に建つという敷地環境から、床下の通気性を高めるため高床式を採用しています
充分に風が巡ることで、住まいをカラッと健全な状態で保ちますが、その分床下の冷えには備えが必要です
素材自体の断熱性能が高いスギのJパネルは36ミリの厚みがあり、その上へボードタイプの30ミリと40ミリを組み合わせ70ミリの断熱層を敷き詰めます
仕上げは、15mm厚の信州赤松です

住まいが想定した断熱・気密・防水などの性能を発揮するためには、細かい部分の施工精度が重要です
床や壁を貫通する配管・配線や、床と壁の接する立ち上がり部分などは、担当の職方を明確にしつつ、何重にも丁寧にコーキングして隙間を塞ぎます

無垢の板は、竣工後にも調湿性能を発揮し、サラッと快適で素足に優しい床となります
湿気が高いと吸湿して膨らみ、湿度が低くなると湿気をはきだして縮みます
板の動きも念頭に、案配を見ながら大工工事が行われます
こうした点は、職人の経験がいかんなく輝くところです

次回はさらに、壁の工事が進みます!

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