本文までスキップする

府中の家ができるまで
Process

【♯21】サッシ工事!断熱性能に特化した複層ガラスの窓を取り付ける ーLow-Eガラスー

前回は壁と床の下地工事でした
だんだんと「家」らしさを増す府中の家の開口部へ、今回は窓を取り付けてゆきます!

府中の家のサッシは、外部がアルミ・内部が樹脂製のハイブリッド商品です
ガラスは、Low-Eガラス
Low-Eガラスとは、複層ガラスの内側に熱の伝わりを抑える金属膜の層をつくった「Low Emissivity」=「低放射」な特性をもつガラスです
ガラスの中空層の屋外側に金属膜コーティングした場合は、外部の太陽の熱をカットする特性が強く出ます(遮熱タイプ)
中空層の室内側にコーティングした場合は、室内側の放射熱が屋外に漏れるのを低減し、室内の温度低下を防ぎます(断熱タイプ)
府中の家では、断熱タイプのLow-Eガラスを採用しています

これらの選定には、建物全体の造りや温熱環境をどう考えるか?どの程度確保するか?という、トータルでの大きな視野が必要となります
たとえば、今回Low-Eガラスの選定で決め手となっているのは、府中の家の軒の出の深さです
1.3メートル弱もある平屋の軒の出は、それだけでも充分に高高度からの日射を遮ります
建物自体に日射を制御する備えがあることで、断熱タイプのガラスを採用する方が総合的に得られるものが多いと判断しています

開口部にサッシがついて戸締まりができるようになると、現場に運び込まれる建材や機器も増え、現場では工事が更にスムーズに進んでゆきます
次回は、断熱材の充填がはじまります!