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府中の家ができるまで
Process

【♯17】屋根工事!十分な強度を発揮させる工夫 -野地板が張れるまで-

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棟上げをしたら、急いで屋根の工事にとりかかります
構造体に屋根がかかると、だんだん増してくる建物らしさ……
炎天下で作業してくれていた大工さん・職人さんたちも、ようやく大屋根の下で日差しを避けることができるようになりました

今回は野地板(屋根下地材)を張るところまでです

外壁のラインを境に、そこから外(軒の出)は構造上の強度を受け持たない部分となります
軒の出の野地板は、化粧材(きれいな板)で見た目にうつくしく仕上げます

外壁より内側は、構造上の強度を受け持つ部分です
そこに張る野地板は、構造材としてしっかり耐えることが重要です
また、完成後は隠れてしまう場所であるため、見た目はあまり気になりません
ナナメに張ることで、まっすぐ張る場合の倍以上の強度を発揮させます
止めつける金物の種類や施工間隔も、性能に大きく影響をもたらすため、設計図面には詳細に指定を記載しています

軒の出部分の野地板も、外壁より内側の野地板も、材料は同じ紀州材のスギです
同じ材でも用途と目的によって、加工や施工方法を変えてゆきます
部位と作業の一つ一つについて、目的や意識してほしい点を伝えるのも設計者の仕事です
現場では一括して搬入された板を、人が目視で用途ごとに振り分けて使います
こうした細やかな気配りと連携の積み重ねが、全体の性能と印象に大きくかかわってきます

次回は、さらに屋根工事が進みます!

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