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府中の家ができるまで
Process

【♯14】床下の通風を確保し、コンクリートの湿気を木部に伝えないコツ -土台施工-

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建物本体の基礎工事が完了し、ついに上棟へ向けた準備が進んでいます!
今回は、ついに建物本体の木部土台

樹脂のパッキンを敷き込んで、基礎コンクリートと木造の建物本体は直に接しないようにします
基礎は地面に直接乗っていますし、コンクリートと木では比熱が異なります
コンクリートの方が湿気を持ちやすく結露しやすい素材でもあるため、パッキンを挟むことによって、木の保全に不利な湿気をシャットアウトします
このパッキンはよく空気を通す構造になっており、360度めぐらせることによって床下に大容量の通気を確保できます

前回の木材検査を通った木が、現場に届きました
土台は最初の使いどころです
国産材・和歌山県龍神産のヒノキを採用しています
「国産」の「ヒノキ」は、芯持ちで使うならば、防腐・防虫処理をした外材と同等の防腐・防虫性があると認定されています
中村伸吾建築設計室・木の家工房Mo-kuでは、これを現在ではめずらしい天日による自然な乾燥で用意します
機械による急激な乾燥では失われがちな木本来の特性をできるだけ温存する方法です
長年住み継ぐいでゆけるよう、良材を選定しています

次回はいよいよ、建物の棟を上げていく工事です

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