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【海風の家】

はじめて敷地を見せていただいたのは昨年の3月。まだ冬場の北西の風が治まりきらない頃だった。
空は少し曇っていたが、海は遠くまで見渡せた。ほんの30メートル先に太平洋、海を渡って来る風は手で触れるほどに身近で、5メートルほどの高さの堤防があるばかり、敷地と海は一体であると感じた。
ここに週末住宅を建てる。(伸吾)