読みものArticle
農家直販ガレージマーケット。
和歌山市の府中の家の近くに、農業用倉庫に野菜を並べただけのガレージマーケットがあります。店番の方は居るときもありますが、居ないときの方が多い。近くでとれる(多分自分の畑でとれる)野菜を並べているのでしょう、白菜・キャベツ・にんじん・大根・・・色々な野菜が並びます。しかも、どれも一つ(または一袋)100円均一です。大根2本にキャベツが2個、白菜が2個とキーウイが一袋、今日の購入額は700円・・・大体市場価格の半額以下です。
畑でとれたものですから、売り物にするには洗ったり袋に詰めたり並べたり・・・それなりに手間は掛かるはずです。それでも100円均一。誰も居ない売り場の中程に料金箱が置いてあるのみです。中にはお金も払わずに品物だけ持ち去る人たちもそりゃあいることでしょう・・・それでも100円均一・・・すごくないですか。
今も時々、道の傍らにこうした無人販売を見かけます。こんな商売が成り立つのは、いまだに日本人の民度が高いからです。お人好しで、何をされても言いたいこともいえずに・・・そんな日本人を歯がゆく思うこともありますが、一方で無人販売が成り立つ誠実さを持ち続ける日本という国が好きです。