本文までスキップする

読みもの
Article

森の文庫本・髙田製材所。

奥さんが木の見本(森の文庫本・髙田製材所)を持ちだして、やたらと触っています。何をしているのかと聞いてみると、あなたたちがあんまり針葉樹は暖かい広葉樹は冷たいと言うから確認したかった・・・とのこと。結果は、やはり針葉樹が暖かかったようです。一番暖かかったのは桐(キリ)の木、次は杉(スギ)、続いて桧(ヒノキ)・松(マツ)。一番冷たかったのは楢(ナラ)、次に欅(ケヤキ)、次が櫤(タモ)・栗(クリ)の類・・・これは事務所にあった見本で手触りで確認したものですから、学術的に正確かどうかは分かりませんが、おおむね木の家の設計をしている私たちの感覚と一致します。
ところで、今回大いに役立った森の文庫本(髙田製材所)。木の家を設計するための資料として何年か前に買い求めたものです。結構なお値段でしたが、これまでにも何かと役立っています。手触りの暖かさ・冷たさの他にも木目や色味・香りなど、同じ木でもこんなに違うのかという程に個性が良く分かります。
私の所にあるのは25種類のものですが、他にも50種類、100種類、はては200種類までのものが商品としてあるのだそうです。お仕事ととはいえ、そんなに小ロットで数を揃えるのは大変でしょうに・・・ご苦労様です。