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浄化槽点検
本日は田辺の事務所の浄化槽点検がありました。役所の定める定期点検と、民間の任意の点検があるので、なんだかとってもせわしなく、いっぱいいっぱい点検ばかりしているような気がします。そんなに点検しなくちゃならないの・・・とも思いますが、これも浄化槽を健全に保つため・・・と言われれば仕方がない。
健全かどうかの一つの指標に汚泥の浄化度というのがあって、それは写真のような容器に汲み取った汚泥が、30分でどれくらい沈殿し、水の透明度がいかほどか・・・という検査。うちはお陰様で10分ほどできれいに汚泥と水が分離して、水の透明度も高く、問題なし・・・という評価。だてに、年間何回もの検査を受けているわけではない・・・というところか。
ところで、最近では家庭排水や企業排水の浄化が進んで、環境負荷が随分と軽減されたらしい。身近なところでも、これまで汚かった川がきれいになって、なんと魚まで帰ってきた・・・なんて光景を目にしたことはありませんか?その気になればたいしたもんだ。ところが、海に流入する水がきれいになりすぎて、微生物の栄養分が不足し、海は栄養不足で魚が減り始めている・・・という研究結果もあるようです。
あちらを立てれば、こちらが立たず。とかくに人の世は難しい。