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今度は反対側の山で・・・。

少し前に、山の木を切って太陽光発電パネルをあげるなんて本末転倒だ!・・・と書いたのですが、今度は反対側の山肌に、写真のような光景を見つけました。これもひどい!
太陽光や風力などの再生可能エネルギーが注目されるのは、地球温暖化の抑制に役立つため。温暖化ガスのCO2を減らしましょう・・・そのためにはCO2を発生する化石燃料を使わない・・・という筋道にそったものです。折角、地中に石油や石炭の形でCO2が閉じ込められているのに、エネルギーを得たいがために、再びCO2に戻してしまうのはよくない。その意味で言うと、折角植物(木)という形でCO2が固定されているのに、それを切り払って太陽光発電パネルをあげるのは化石燃料を使うのと同じ意味でよくない・・・と言えます。
目先の現金に目がくらみ、本末転倒を繰り返す。人間とはなんと業の深い生き物か・・・と大上段に振りかぶってみても、自分自身にも思い当たることはあります。自戒の意味も込めて、ここは一つ、もう一度振り返ってよくよく考えてみたいものです。