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読みもの
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忍者の里。

今、三重県名張の現場に通っています。名張や伊賀というと言わずとしれた忍者の里、あの伊賀の影丸のふるさとです。
高速を降りての道すがら、写真のようななだらかな山並みが少しの間続きます。険しくはないのですが、あまり広くない幹線道をゆっくりと走っていると、道の両脇がいかにも奥山に入っていく感じ・・・そこかしこにあるこんもりとした森が、300年前にも同じ様にあったのだと思うと、だんだんと妄想がひろがるのです。
名張の半助、そう言えばそんな名前の忍者がいたなあ~・・・あれは影丸だったか、サスケだったか、カムイだったか・・・どの物語に出て来たのだろう・・・登場人物が山中を駆け回って、川を越え滝を登って・・・立ち止まった、ああこっち見てる!・・・面白い、地域の歴史はこんな風に訪れる人を包み込むことも出来るものです。そう思うと、改めて人のよって立つアイデンティティの大切さに思い至ります。大事にしたいものです。