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一子相伝。
私の親父は、私がまだ小さい頃からドーナツやドーナツのネタを少し柔らかく練った写真のようなお菓子を時々器用に作ってくれました。沖縄のサーターアンダギーに似たような菓子です。見よう見まねでいつしか私も作り始めましたが、我が家に伝わる一子相伝の伝統菓子だ!という名目で次男にレシピを教え込み、受け継いでもらうことにしました。何度か一緒に作りましたが、最近では彼が気の向いたときに(私が欲しがるときに)一人で作ってくれます。
いつもは上手く出来ているのですが、今回のものはどうも色が黒い。なんでも砂糖を少し入れすぎたのだそうです。そういえば油も使い置きのものだったようで、そんなこんなが重なって見た目が少し良くありません。でも頬張ると相変わらず結構美味い・・・そうそうこの味・・・懐かしい親父の味は孫にちゃんと受け継がれているようです。