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ゴジラ。

待ちに待って、とっても楽しみにしていたゴジラを観てきました。けれど・・・こりゃあダメだ!観終わった後の残念な気持ちにはとっても大きいものがありました。
そもそも、日本というのは八百万の神々のおわす国で、ゴジラなんぞはただのでっかい動物(怪獣)という枠から少しはみ出して、人間のあり方を問う自然の脅威・・・存在そのものがどこか神がかったところがあったものです。
なるほど展開がとってもスピーディーで、出てくる怪獣も懐かしいものばかり。それなりに日本版ゴジラをリスペクトはしてくれていて、それを最新の技術で作っているのですから迫力満点なのですが・・・どこかが違うのです。モスラの扱いなどは典型でしょうか。アレじゃあカマキラスに羽根を付けた凶悪怪獣で、どこにも地球の守り神の威厳を感じません。ゴジラもただの怪獣の中のガキ大将です。
文化が違うと解釈も違う。やはりアメリカ版はアメリカ版です。どことなくどんくさくてもっちゃりしていても、私は日本版が懐かしいなあ~。