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進化の法則は北極のサメが知っていた。
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今回ご紹介するのは渡辺祐基先生の「進化の法則は北極のサメが知っていた」という本。以前に「世界で一番詳しいウナギの話」という本を読んだことがあります。小説ではなくて、自然科学の本。そいつがめっぽう面白かった。それ以来、この手の本は結構面白い・・・と味を占めていますので、なんの躊躇もなく読み始めました。結果・・・やはり、とっても面白かった。布団に入って、寝込むまでの間・間に少しずつ読み進め、5日ほどで読み終えることが出来ました。
タイトル写真にもある北極海のニシオンデンザメは6メートルを超える大物で体重は1トンほどにもなる。魚なので変温動物、驚くことに体温は0度ほどらしい。子供を産めるように成熟するには150年ほどかかり、400年も生きるのだそうな。一方、南極のアデリーペンギンは体長60センチほどで、体重は約5キロ、鳥なので恒温動物。このペンギンの体温は40度ほどもあるらしい。南北に分かれているとはいえ、共に気温はマイナス何十度の局地に住む。しかし何故これほど適応の仕方が違うのか・・・答えは、体重と体温に隠されていた・・・とっても難しいことを、素人にも分かるように巧みな解説や例えを交えながら、さながら小説家のように読ませてしまう・・・この先生なかなかです。
漫画本は次男が持ってくることが多く、自然科学などの本は長男が持ってくることが多い・・・いずれにしても課題本が届くと眠れない夜が続きます。
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