本文までスキップする

読みもの
Article

1・2の三四郎2。

秋の夜長をどうしてすごそうか・・・と考えていると、真っ先に浮かんでくるのが映画とマンガです。我ながら選択肢の少なさに呆れながら、それでも観はじめると面白くてやめられないのがこの2つでもあるのです。
手に取ったのがこのマンガ。ご存じ(?)小林まことの1・2の三四郎・・・それの続編の2。1994年から1998年に書かれたものらしいのでもう20年以上も前の本になるのですね。しかし、名作の面白さは時を超えて読み応えがあるところ。このマンガも、真面目とセンスの良いユーモアが入り交じってとっても面白い。
そもそも、1・2の三四郎自体は1981年から連載の始まったマンガ(なんと40年近くも前!)三四郎の高校時代が舞台、その後に1・2の三四郎2があり、格闘探偵団(2006年単行本発売で完結)まで25年間もひたすら三四郎を書き続けた。
小林まことさんは何故こうも東三四郎に固執するのか?・・・以前にこんな質問に氏が答えているのを読んだことがあります。私は東三四郎を書き続けたいんではなくて、最強の男の物語を書き続けたい。その男こそが東三四郎なのだ・・・と。不思議なことに、私には何だかこの答えの意味が感覚として分かりそうに思います。