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CX-5。

デミオの定期点検にマツダディーラーを訪れたのを機に、マイナーしたばかりのCX-5に試乗させていただきました。新型になってからまだ一年なのに、早速にエンジンを中心に手を入れたことで話題です。
乗せていただいたのは2.2リットルのディ-ゼル車。見た目は何も変わりません。相変わらず色も良くスタイリッシュなクルマです。室内も車格に応じた落ちつきと品格を見せ、なかなかに好印象です。
今回手が入ったエンジンは体感的にも力が増しています。アクセルを踏み増した時のピックアップが良いので、街中や高速でもストレスを感じることはありません。音も静かです。ディーゼル特有の感覚は、一定走行時の音と振動で少し感じさせるのみです。
足回りは地面の不陸を良く吸収していて乗員には不快な振動は伝えませんが、車体の揺れを上手く制御出来ているとは言えません。ボディーは絶えず振幅の大きな揺れにさらされている感じなので、車酔いに弱い方には堪えるでしょう。ステアリング廻りの剛性もしっかりしている・・・とは感じませんでした。SUVというクルマの性格上か、大きさに応じた味付けなのか、全体にゆっくりめで・・・しっかりと舵が利いて気持ち良く曲がっていく・・・と言うよりは、緊張感を高めすぎないでノビノビと走る・・・という感じです。これはこれで良いのかな・・・とも思いますが、マツダのズーム・ズームや人馬一体・・・などというキャッチフレーズとは違和感を感じます。
基本はこれでも、もう少しサスがピシッと締まった、クルマとの一体感が楽しめるグレードがあれば良いのに・・・と感じた試乗でした。