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読みもの
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懐かしいなあ~。

たくさん走っていると、たくさんのクルマに出会います。中にはこんな懐かしいクルマも・・・サバンナRX3、40年ほど前の私が青春を謳歌していた時代のクルマです。
当時は箱スカ(GC10型のスカイライン)のGTRが、ツーリングカーレースで49連勝を重ね最強伝説をほしいままにしていた時代。それに敢然と戦いを挑んだのがこのクルマ、マツダ・サバンナRX3。世界中で、使い物にならない・・・として、ヨーロッパも含めた名だたるメーカーが開発をあきらめたロータリーエンジンに社運をかけたマツダの渾身の作品。形式は違えど、たかだか1,200ccの排気量で、2,000cc・DOHC・4バルブのレーシング仕様のエンジンを積むスカイラインの50連勝を阻んだクルマ・・・風の中のスバルう~、砂の中の銀河あ~・・・中島みゆきの例の歌が聞こえてきそうな、技術者達の血と汗と涙の物語が詰まったクルマです。まだ実走できる生き残りがいたのですね。
環境問題が大きく取りだたされる今でこそ、ロータリーエンジンを積んだクルマは無いのですが、思い起こせば日本車で唯一ルマン24時間を制したのもマツダのロータリーを積んだクルマでした。最後のロータリーエンジン車・RX8が生産停止になってからもう数年が経ちます。新しいのが出る・出る・もう出る・・・と言われていますが、やはりハードルは高いようでいまだに新しいのは出て来ません。しかし・・・あちこちのモーターショーではそれらしいショーカーも出ているみたいですから、ロータリーファンならずとも楽しみなところです。