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新型スイフト・スポーツ。

納車後、高速を含め数百キロを走って来ましたので印象をレポートします。
まずは一番変わったエンジンから。
先代は1,600ccの自然吸気エンジン、新型は1,400ccのターボエンジン・・・排気量も形式も変わりましたから印象の違いは歴然です。廻り方は新しい方がジェントルでスムーズ。トルクなどは自然吸気の2,500ccエンジンほどもありますから、高速の合流や追い越しで充分な力を発揮します。ターボの味付けもディーゼルと戦う最近のヨーロッパの小型車(ターボ車)のように低速域から違和感なく効き始めるので、一昔前の国産車とは洗練度が違います。排気音も、いかにもスポーツ車を意識させるようにチューニングされていて小気味いい音です。ですが、このエンジンと音にいつも急かされているようで少し落ち着かない気分になることもあります。
ミッションはCVTからオイル式の6速ATに代わりました。スポーツATを謳うだけあって、小気味よく変速していきます。エンジンの大きなトルクをしっかりと受け止めて、加速感も立派なうえに変速ショックも気になりません。
小さな段差でドスン・・・がなくなった足回りですが、常にエンジンやタイヤの鼓動を伝えてくる乗り味は、充分に快適・・・とはいきません。もう少しストローク感を伴ってスムーズに動いてほしいものです。しかし、この印象は私が高速や街中で感じた印象なので、42号線を串本方向などに走った時にはまた変わるでしょう。軽量な車体にパワフルなエンジン、足回りは小気味よく・・・なんてことになるかもしれません。走った感じを総合すると街中や高速ではなく、42号線の富田以南や311号線を本宮方向へ・・・などの山坂道か割とスピードの出るコーナーが続く道などのシチュエーションが似合いそうです。スイフト・スポーツは7割がMTらしく、ATを選ぶ人は3割しかいないそうですが、皆さんの選択がなんとなくうなずける気がします。
まだ1回しかガソリン(ハイオク)を入れていません。燃費は14㌔/㍑台の中程のところです。まだまだこれから伸びてくるでしょう。そうそう、シートを代えてハンドルが高い・・・という問題は、薄い目の座布団を一枚お尻の下に敷いてほぼ解決しました。諸々が馴染んでくるのはこれからです。楽しみにしています。