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新型スイフト・スポーツに乗ってきました。

スイフト・スポーツのガソリンを入れにスタンドに立ち寄ると係の方が寄ってきて、ストップランプが切れていますよ・・・と言う。そういえばもう6年目、先日もパワーウインドーのスイッチ不具合でディーラーに行ったところ、そろそろ諸々の不具合が出てもおかしくない時期にさしかかっています。電化製品やクルマなどはメーカーの設定耐用年数を過ぎると、まるで時限スイッチが入っていたごとくに故障をはじめます。それだけ日本のものづくりがしっかりしている・・・と言えばそうかもしれませんが、使用者としてはなんとかして欲しいところでもあります。
そんな訳で、ディーラーに立ち寄ると置いてあったのがこの新しいスイフト・スポーツの試乗車・・・乗ってみませんか?のお言葉に甘えて、ついついハンドルを握ってしまいました。
まずはシートから・・・運転席は旧型とは違ってフィット感もあり良い出来でしたが、助手席側は相変わらず腰高でベンチのような据わり心地。自分で使うとなるとやはり腰痛対策シートが必要かなあ~・・・というところ。室内の質感は全体にレベルが上がって情熱的なデザインで上質。不満はありませんが少し子供っぽいのが玉にきずです。
エンジンは1.6リットルの自然吸気から1.4リットルのターボ付に変わりました。ターボ特有の低速でもたつく癖もなく、かなりの力感で全速度域をカバーします。アクセルへのツキも良く気持の良いエンジン、私などには充分すぎる性能です。
車体の剛性感も優秀。少々の凸凹道でもミシリともいいません。ステアリング廻りの剛性も高いようで、ハンドルを回す度に一体感を伴って気持ち良くコーナーを回っていきます。旧型は段差乗越の初期に結構厳しい突き上げがありますが、このクルマは上手くいなしてくれます。サスペンションが懸命にストロークしてショックを吸収している様子が体感でき、乗り心地はスポーツというクルマの性格からイメージするよりよほど上質です。この車格でこんな走行性能を有しているクルマはそんなに無いでしょう。
総じて、コストパフォーマンスは高く、出来は優秀。キビキビ楽しく走りたい・・・という方には自信を持ってオススメできるクルマであると思います。