本文までスキップする

読みもの
Article

Hidden Figures(ドリーム)。

長男が買ってきて長い間テレビの前に置いていたのは知っていました。しかし、映画と言えば娯楽を重んじ、もっぱらドーン・バーン・ガーンを選んで観る私は手を伸ばさず、置いたままになっていました。置いたまま・・・と言うのも何やら片付かず、観てみるか・・・となったのは先日。あまり気乗りせず観はじめたのですが・・・観てみると、これが良かった。
1950年代、アメリカにまだ人種差別法が存在した時代のNASAでの物語。黒人であることに加えて、女性であることもまた彼女たちの足かせ。しかし、絶対にあきらめない。信じる道を辛抱強く、唯々愚直に着実に歩み続ける・・・そしてとうとう・・・実話が元になったというこの物語は、誰の胸にも大きな感動を残してくれることでしょう。題材の割りには物語が重くならないのは、彼女たちがどんな境遇にいても前向きな心やユーモアを忘れないから。
念ずれば花開く・・・念ずるだけでは開かない花も、計画性を持って楽しく歩んでいれば開くかも・・・自分を見つめ直すにはとっておきの映画です。