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マツダ3に乗ってきました。
オイル替えだけだと30分ぐらいで済みますよ・・・と聞いていたのですが、定期点検もそろそろ時期が来ています・・・ということで、もう少し時間がかかります・・・という話。その時に見つけたのが、新しくなったマツダ3・・・もう試乗車が来ていました。のぞき込んでいると、見てもらっても良いですよ・・・とキーを持ってきてくれました。調子に乗って、試乗できませんか?・・・と言うと、良いですよ・・・と気さくに答えてくれました。30分ほど走ってきてください・・・お言葉に甘えて・・・という訳で、最新のマツダ3に乗ってきました。
なるほどスタイルが良い。どこから見てもカッコイイ。乗り込んでみると室内の質感も良い。あまりゴテゴテしていないのに高級感がある。乗ったのはハッチバックのディーゼル車。いかにも前席優先のこしらえで、後席はチョッときつそう。運転席の囲まれ感も強いので、二人乗りを前提としてスタイル優先でスポーティーに仕上げました・・・という感じのクルマです。
エンジンを掛けるとディーゼル音。しかし、気にする人でないと分からないくらいの音。振動はまったく気になりません。走り出してしまうと、もはやガソリン車との差はほとんど感じません。軽快な回り方もガソリン車のよう。もう少しディーゼルの力強さが感じられるともっと良いのだけれど・・・。
足回りは上等。サスが良く動いて乗り心地はいい。しかし、低速では全体にゴムをねじっているようなねっとりした感覚がまとわりついて、操舵感はスッキリとはいきません。アクセル感覚もハンドルも、操作したとおりにキビキビと・・・という訳でもありません。どちらもワンテンポ遅れるように感じます。ZoomZoomだったり、人馬一体を標榜するメーカーの、しかもスポーツ寄りのクルマとしては物足りないところです。
オプションであろうBOSEのスピーカーから良い音が聞こえていましたから、クルマ自体の静粛性も良くなっているのでしょう。総じて出来の良いクルマであるがゆえにチョッとしたところが殊更に気になる・・・そんな試乗でした。