懐かしい映画タイトルを目にしました。ブレードランナー・・・遠い昔に聞いた（観た）ような気がします。そうそう、良く出来たレプリカント（人造人間）とそれを破壊して回る役目の人間の話。なんか覚えていそうで・・・いなさそうで・・・当時、若くて人気絶頂だったハリソン・フォードばかりが印象に残っているような気がします。
さて、新作は・・・。ドーン、バーンのアクションばかりの映画かと思いきや、予想に反して中々に渋い出だし。一緒に観た次男などは、最初はホラー映画かと思った・・・と言うほど。しみじみと出て、そうこうしている間に観ている人に前作をもう一度おさらいしてもらおう・・・的な魂胆かな・・・とも思っていましたが、何と全編がわりと静かなムード。しっかりとストーリーを追ってもらおう・・・ということでしょうか。
人間が地球以外の星にも進出していくようになると、働き手としてのレプリカントは必要になるかも・・・でも、いつも言っているように人間以外のものがあまり人間のようになると、たぶん人間は持ちません（耐えきれません）。人という種は人造物に比べると、心も体も弱く繊細なものです。そのくせ想像力や妄想力が飛び抜けているところがやっかいです。ほどほどの落ちつきどころはどんなところなのか・・・現実にＡＩがどんどんと発達している現在では、そろそろ考えはじめた方が良い頃なのかもしれません。
なにはともあれ、旧作を買ってこなければ・・・もう一度古いやつを観てみないと自分の中でこの物語が完成しないような気がします。