本文までスキップする

読みもの
Article

シャーロック・ホームズ。

主演のロバート・ダウニー・ジュニアはアイアンマンの方が有名になってしまいましたが、観るとこちらの方が断然面白い。
シャーロック・ホームズはご存じイギリスの作家アーサー・コナン・ドイルの小説に出てくる架空の探偵。小説は・・・思い返せば弟のお気に入りで、彼が学生の頃によく読んでいました。何かことがあると、私の灰色の脳細胞で考えるに・・・などと彼に言われても、当時はまったく興味がなかった。しかし、映画で観てみたら・・・これがとっても面白い。映画と小説は別物・・・とはいっても、原作がダメならこんな面白い映画はたぶん出来ない。彼は当時から原作の面白さを満喫していたのでしょう。
探偵としては超優秀なシャーロック・ホームズも、一般人としてはダメ人間。こんな人間が近くにいたら、たぶん私なら一時も辛抱が出来ない。ワトソンくんは常識人、常識人がよくこんな人と友達でいられたものだと感心します。もっとも、頭脳明晰な上に行動力があり、武術も達者で、揺るぎない信念でいかなる事件も解決、さらにはユーモアセンスも半端でない・・・となれば常識人かどうかなんてたいした問題ではなく、むしろ、常識人ではないから常識では考えられないような難事件も解決してしまうのだ・・・と考えれば、だからこその友情も生まれるのかも。
映像も筋道もキャストも文句なしの見事な探偵映画です・・・こんな人、近くにいなくてよかった!