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レオン。

リュック・ベッソン監督つながりで、今回は、1994年のフランス・​アメリカ合作の映画「レオン」を観ました。
レオン役はニキータに出てくる存在感いっぱいの掃除屋を演じたジャン・レノ。相手役の少女(マチルダ)がスター・ウォーズ(エピソード1~3)でアナキン・スカイウォーカー(後のダース・ベイダー)と壮絶な恋をするパドメ役のナタリー・ポートマン。とっても個性の強い監督が、とっても個性の強い二人と組んで作ったものですから、そりゃあもうとっても個性の強い作品に仕上がっています。
レオンは、若い頃の辛い体験からそうなったのか、はたまた先天的なものか・・・純情一途で真っ直ぐで、少しどこかネジがはずれている様子。しかし、そこのところが仕事には大いに役立って凄腕の掃除屋(殺し屋)です。マチルダは12才(ぐらい)。思い込みが強く直情的で行動的。目の前で家族を殺されてしまったマチルダをレオンがかくまったところから物語が回り始めます。
今の感覚では中年男と少女のあり方は批判を浴びるかもしれませんが、関係を構築して利用していたのは少女のマチルダ。二人の関係は男女の恋愛感情か、兄弟愛のようなものか、はたまた親子の愛情に近いものか・・・解釈は様々ですが、いかにも純粋です。
小そうても女よのお~・・・小悪魔のようなマチルダに振り回されてレオンはとうとう・・・怒濤の結末はもう一度ご自身で観てみてください。