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読みもの
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三国志。

長い長~い中国時代劇のドラマを一つ見終わると、感動も納得もするのですが、やはり日本人と中国人は感覚が随分違うなあ~・・・とも思います。人の命の重い・軽いが極端なこと。その前に、そもそも人の命の扱いがとっても雑なこと。残酷であること。人を信用しないこと。思い込みが激しい(一見信念がありそうに見える)のに、心変わりも非常に早いこと。すぐに開き直ること。絵に描いたような理想を掲げていても、現実はそう上手くは行かない・・・を端的に表現しているところ。べっぴんさんは大変優遇されること。まあ、そんなこんながいっぱいあっても見始めると結構はまってしまうのはどういう訳でしょう。
今回観たのは三国志。ただし、年表に乗っている出来事とは少し違う三国志。もしかしたら皆さんの知らないところでこんなことが起こっていたかもしれませんよ~・・・というような三国志。だから、タイトル写真の主人公たちはみんな口元で人差し指を立てて、シ~ってやってるでしょう。
ハッピーエンドで終わることが少ない中国時代劇の中にあっては、まあこんな生き方もあるか~・・・とそこそこに納得は出来ます。優しさには責任とリスクが伴うこと。だから結果はちゃんと受け入れなければならないこと。思うだけでは何ごとも始まらないこと・・・色々なことが学べたような気がします。