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マトリックス レザレクションズ。

全世界で空前の社会現象を巻き起こしたアクション超大作の続編が来たので観に行ってきました、マトリックス レザレクションズ。20年前の3部作はしっかりと手持ちのDVDにもあって、これはもう何回となく観ています。だから、続編がくる・・・となると一も二もなく行きたくなる訳です。
それにしても20年という年月は残酷だ。生まれたての子も成人しようかという年月は、あんなにはつらつとしていたネオ役のキアヌ・リーブスにもトリニティ役のキャリーアンモスにも重くのしかかています。さらに物語の設定が、ネオが死んだと思われてから60年後なものだから、ことさらに二人が老けて感じる。物語の前半はこのギャップを埋めるために主に使われているので少し退屈でした。
無条件で設定やアクションを楽しめた前作達と違うのは、今回の作品がわりと身近な愛情物語になっているところ。それから、ポッドにつながれて生かされている人間たちが、日本人の現状をあらわしているようで切なかったこと。平和ボケというのは、ああいう状態とそう変わらんだろう・・・と思えてしまいました。生きるということは、それなりにリスクを背負うということだ・・・と改めて思った次第です。