本文までスキップする

読みもの
Article

スパイダーマン(ノー・ウエイ・ホーム)。

この20年ほどでスパイダーマンのシリーズは三つ。最初のシリーズのピーター・パーカーはトビー・マグワイア、二人目はアンドリュー・ガーフィールド、三人目が現在のトム・ホランド。最初の二人は当初どこかひねくれていて、反抗期の若者の闇のニオイがしました。まあ、それが故に物語には深みが増しているのですが。三人目のトム・ホランドにはそのニオイが薄い反面、とんでもない子供(私の見立てではだいたい小学生・低学年の精神年齢)です。
今回の物語はスパイダーマンが三人揃って、面白いアクション映画にはなっていても、物語の組み立て(理屈の成り立ち)そのものが現実を受け入れられない小学生並で、前評判とは違い、私は最後まで馴染めませんでした。救いは、前作の二人が大人になり、大いなる力には大いなる責任が伴う・・・ということを自覚していることです。
それにしても、マーベルとディズニーが組んでからは何でもありの様相です・・・まあ、楽しみではありますが。