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読みもの
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生まれる前の本。

高校時代より愛読するモーターマガジンが、創刊800号を迎えたとかで、記念に創刊号の復刻版が付録として付いてきました。創刊は1955年の8月号。何と私が生まれる前のことです。もう67年も出し続けている訳で・・・どんな事業も60年を超えて継続するなんて立派なもの、私も数えてみると50年以上は見続けている訳で、これもまた立派なもの(?)です。
中を見てみると、小さい頃の記憶に残っているようなクルマの写真やイラストがたくさん載っています。思い起こせば、私の家に最初に来たのは、自転車のようなハンドルの付いた小さな3輪車でした。
当時、国民車構想というのがあって、それをてこに産業発展と国民生活向上を目指したようです。目標性能は最高速時速100キロ以上、定員4名、又は2名と100キロの貨物が積めること。エンジン排気量350cc~500cc、生産価格が15万円以下とするなど。やはり現在とは隔世の感があります。この構想に則って生まれたのがスバル360やトヨタ・パブリカなど。懐かしいなあ~、今では2台とも日本のクルマの歴史に残る名車として博物館の中です。