読みものArticle
最後の勇姿。
長いこと一緒に暮らしてきたドラゴン(エンドリケリ)がとうとう逝ってしまいました。2022年2月22日・・・とても覚えやすい日に旅立ったのは、何ごとも深くは記憶に留めない私への気づかいだったのでしょうか?
長男が高校に入るときに、魚が飼いたい・・・と言って、買ってきたのが始まりです。それから20年・・・当初、世話は彼がしていましたが、進学で自宅を離れたのを機に私が面倒をみるようになりました。実はセネガルスとデルヘッジとエンドリケリの3匹がいたのです。私の無理な水替えがたたってセネガルスとデルヘッジが逝ってしまい、それから長い間1匹で頑張ってきてくれました。今では50センチを超えようかという立派な個体になっていました。
このところは餌食いが悪く、生きた金魚やドジョウを入れてもなかなか反応しませんでした。いつも水草の後ろに隠れているのに、亡くなる前の日には写真のような勇姿を見せてくれたのです。様子がおかしい・・・とは思いましたが、これが前兆だとは思っていませんでした。
たかが熱帯魚、けれど20年も一緒にいると、されど熱帯魚なのです。やはり別れは相応にさみしい、悲しい。当日には家に居たもの全員で、丁寧に葬り、線香を上げて、手を合わせました。どうか安らかに・・・天国から家族を見守っていて下さい。