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BMW218iグランツアラー。

定期点検だけで済むはずでしたが、少し不具合も見つかり愛車が何日か入院することになりました。その間の代車として貸していただいたのがこのクルマ。BMW最新のFF(フロントエンジン・フロントドライブ)アーキテクチャで出来た、1500cc・3気筒のガソリン車、ターボ付の3列シートのクルマです。ミニバンといわれるカテゴリーで日本車ではトヨタのシエンタやホンダのフリードなど、外国のクルマではゴルフトゥーランなどが似たようなカテゴリーのクルマでしょうか。
前の日まで乗っていたi3の出来があまりに良かったので、このクルマを評価するにあたっては少し酷なところもあるか・・・とも思いますが、その辺のところはお酌み取り下さい。
3気筒ということもあって、振動と音は全体に大きめです。それをスポーティと解釈すれば出来ないこともないくらい。1000回転を越えたあたりで耳に触る音圧域があるようで、この部分は不快ですが、そこを過ぎれば気持ち良く回っていきます。街中で力不足を感じることはありません。高速道路でも快適です。ただし、アクセルを深く踏み込む追い越しでは少し力が足りないようにも感じます。ハンドリングはミニバンとしてみれば軽快な方だと思いますが、やはり背の高さが災いしてか車体の揺れを止め切れていないのと直進性がバッチリと決まらないのが玉にきずです。
室内の造りはBMWのフォーマットに従った立派なもの。同格のクルマと比べても見劣りすることはありません。家族が多くて、街中使用が多く、走りよりも高級感を楽しみながら暮らしたい方にはむいていると思います。