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プレイズ・ピーエックスⅡ。

新しく入ったのは、ブリジストンのプレイズ・ピーエックスⅡというこの春に発売されたばかりの最新タイヤ。プレイズのシリーズは疲れにくい、雨に強い、長く強い(山が減っても雨中性能が落ちにくい)が売りのコンフォートタイヤです。コンフォート・・・という限りはプレミアムのポテンザやレグノに比べて劣るところもあるのでしょうが、価格はもはやプレミアムなみ。一部のポテンザなどより高価な商品です。さてその性能は・・・。
短い試乗中には雨がなかったので、雨の中での印象や耐久性はお伝えできませんが、分かる範囲で少し感じたことをお伝えします。今回は「疲れにくい」の判断が中心です。真っ直ぐ走っているときのハンドルの落ちつきは立派なもの。中立付近の神経質な反応もなく直進性は上々。微少舵角の反応は、ポテンザなどのスポーツタイヤに比べると少し押さえられているようですが、だから疲れにくい・・・と言えるのかもしれません。静粛性も優秀。気になるロードノイズやパターンノイズは聞こえてきません。一番評価したいのは乗り味の柔らかさ。舗装状態の悪い路面やマンホールなどの障害物の乗り越えがまったく苦になりません。路面の不整を上手にいなして室内は至って快適。これらの総合性能が、疲れにくい・・・の評価につながるのでしょう。
価格はもはやプレミアムなみ・・・と書きましたが、性能も立派にプレミアムなタイヤでした。ポテンザやレグノに比べて性能が落ちる・・・というのではなくて、追求している性能の方向が違う・・・ということなのでしょう。価格なりの価値をしっかりと持っているタイヤだと思います。