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ダイハツ・ブーン。

ブーンは、軽をのぞいてダイハツでは一番小さなクルマ。チョッと見ただけでは軽と見間違うほどの大きさのクルマです。トヨタからはパッソという名前で出ています。
3気筒の1Lエンジンを積んでいますが、必要な力はしっかりと発揮してるうえ、気になる振動などもなく、排気量や3気筒のネガは感じません。車重が900キロほどと軽量なことも効果的なのでしょう。
ハンドリングはおだやか。元々シャカリキに走りたいというクルマではないのでこれで充分です。逆に言うと、車体剛性がゆたかで思いのままの引き締まった操作感・・・などとという感じのクルマではありません。速度が速くなると、落ちつきのない操作感に不安を覚えるかもしれませんが、街中ではちょうど良いくらいのあんばいです。
特筆すべきは乗り心地。小さな凸凹を見事に吸収して室内はとってもスムーズ。縦や横の車体の揺れは相応にあっても、それを補ってあまりあるほどの美点です。
シートの造り、室内の使い勝手から価格までしっかりとターゲットを見据えた開発。優先順位がはっきりとしたクルマづくりには好感が持てます。長距離は二の次、近くに出かけるときのクルマが欲しい・・・という方にはオススメできるクルマです。