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のぞみ園生活介護施設 木製家具・建具

のぞみ園生活介護施設の家具や建具は、全て無垢の紀州材で制作しました。1枚目の写真は据付前の仮置きしている下駄箱です。側板・段板・隔板はともに桧材で幅はぎ(無垢板を横につなぎ合わせる)接合して使用しています。

天板は別部材としていて、箱をしっかりと据えつけた後に、その上に乗せる方法で取り付けます。箱は2台で1ヶ所分となりますが、天板は継ぎ目なく2台分をカバーします。

造り付けの家具類は、建物に合わせた雰囲気づくりがトータルでできること、好きな寸法・使い勝手を実現できること、隅々まで無垢材なので化学物質などの発散がないこと、耐久性が良いこと・・・などの利点があります。その他にも地元の材料と職人で造れるので、地元の経済活性化にも役立つ・・・という良いところもあります。

建具類も全て紀州材で造り付けました。2枚目の写真にあるのは一番大きな部屋の入口にある建具です。枠類を桧材で造り、中にポリカーボネイトの中空の6ミリ厚の板を建て込んでいます。ポリカーボネイトは横断歩道の手すりに使われるほどの強度を持つ板で、6ミリの中空層を持つ2重構造になっていますので割れない上に断熱性能も優秀です。

トイレのブースなども他の建具類とおなじように紀州材で造り付けました。桧の枠に桧の小幅板を横に組み込んでいます。トイレブースやトイレ内の物入れなどにはメラミンやポリ合版などの既製品がよく使われます。水に強いことが大きな要因ですが、無垢材で造る家具・建具も水に強く、水廻りなどにも安心して使えます。

木製の家具・建具は、建物本体に使用される建築用材とは違い、特別に調達された天然乾燥のものを使います。天然乾燥ですから色艶もよく、木らしい良い香りがします。桧の香り成分はリラックス効果などとともに、抗菌・抗ウイルス効果、血行促進などの健康・機能効果が期待でき、副交感神経を優位にしてストレスを低減するとも言われています。天然乾燥の桧材は今回施設にはもってこいの材料であろうと言えるでしょう。