本文までスキップする

読みもの
Article

のぞみ園生活介護施設 車寄せ工事

本体建物の玄関前の車寄せは鉄骨構造です。先日、コンクリート強度の確認もできましたので、。めでたく上棟となりました。

車寄せの鉄骨部分は、柱も梁も塗装など掛けることなく全てがあらわしの仕上げです。ですから、上棟の前の時点で全体を亜鉛メッキして、保護とともに化粧ともしています。

全体があらわし仕上げですから、いつでも各部の確認は出来ます。隠れてしまうのはコンクリートで埋め込んでしまうことになる足元部分。この部分はコンクリート基礎との取り付きとなる重要な部分なので、アンカーボルトなどとともにきれいに無収縮モルタルが充填されているかしっかりと確認します。

鉄部が立ち上がると、急いで関連工事が続きます。3枚目の写真は、天井面に付く照明やセンサーなどの電源送りの配管工事です。あらかじめ柱に取り付きの羽を付けておいて、それに取り付けていきます。羽も他の部分と同じようにメッキされていますので、サビの心配はありません。設備の配線・配管類も骨組みと同じようにあらわし仕上げとなりますので、鑑賞に耐えるきれいな納まりとなるべく慎重な工事が必要です。

足元では敷地と屋内床との段差を解消する工事が始まります。施設の性格上、車寄せなども含めて屋内との高低差は全てスロープなどによって緩やかにつなげています。ですから、住宅では40センチほどの高さがあるはずの地面と屋内床との高低差は、侵入経路にないヶ所では、小さな擁壁等によって高さの解消をするわけです。

地盤面の高さ違いを解消する擁壁は重力式。コンクリートの重さによって土圧を受け止める構造です。片面が斜めにはなりますが、鉄筋量も少なく、比較的手をかけずに造れる擁壁です。ただし、片面の型枠が斜めになりますので、規格品のスペーサーが使えません。まっすぐな型枠と、斜めの型枠にそれぞれにスペーサーを付けて、それを溶接でつなぐ・・・という手間が必要です。

一見簡単に思えた重力式のコンクリート擁壁づくりにもそれなりの苦労があります。建物づくりは、関わった人々の苦労と工夫の塊だと感じています。だからこそ、出来上ったときの喜びもひとしおなのでしょう。