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のぞみ園生活介護施設 外壁塗装工事

外壁のサイディングや軒裏の杉板が張り終わると外壁の塗装工事に入ります。外壁は凸凹のあるサイディングと弾性の吹付リシンを組み合わせて、塗り壁風味に仕上げます。サイディング目地は、出来るだけ仕上がった後に目立たないように・・・と指示して施工をしてもらっています。

まずは、塗らない・色が付いてはいけない部分の養生(マスキング)から。具体的には、塗装面に近接する開口部(アルミサッシ)や軒裏の杉板、コンクリートの巾木、その他の木部のあらわしヶ所などを丁寧にシートで覆っていきます。

塗装工事の一番最初に行うのは下地処理です。下地処理塗料のシーラーを塗って下地を安定させ、仕上げ塗料の接着性を良くします。今回は最終の仕上げ面に、より安定感・安心感を持たせるために、仕上げ塗りの基材による中塗りも行っています。

仕上げ塗りは、色の元になる基材に寒水と呼ばれる小さな大理石の石を混ぜ込んだもので行います。一般には、目の細かいおとなしい仕上げには3厘(1ミリ程度の小粒)と呼ばれる寒水石が中心に配合され、粗目と呼ばれる仕上げには5厘(2ミリ程度の粒)の寒水石が中心に配合されますが、最近では施工時の風による飛散防止と、さらに表情豊かな仕上げ面を得るために8厘(2.5ミリ程度の粒)と呼ばれる大粒の寒水石を配合したリシンも使われます。

今回選択しているのは8厘寒水中心配合のグラナダ(菊水化学の商品名)という弾性リシン。色と肌合いの最終確認のために標準配合による試験吹きでテストピースを作ってもらいました。しかし、どうも粒感が唐突でまばら・・・と感じましたので、5厘寒水を増した配合でもう一つのテストピースを作ってもらい、本番はそちらの方を採用することにしました。

色や肌合い・仕上りの雰囲気は小さな見本品ではなかなかに決めにくいものです。出来ればこの現場のように、実際に下地になるサイディングを用意して、本番用の色合い・配合などを確認し、最終の判断をされることをお勧めします。