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A4 TDI quattro S line。
Q5がオイル替えと諸々の点検に入ったので代車がでました。代車はA4 40 TDI quattro S line。前出の記号を分かり易くすると、4気筒2,000ccのディーゼル(ターボ)エンジン車で、出力は200馬力を越え、トルクが400Nmもある、4輪駆動のスポーツ仕様車・・・ということです。
最新のディーゼルは助手席どころか、運転していても、言われなければディーゼルとは分かりません。2年前のQ5と比較しても長足の進歩。静かで、アクセルを踏み込むとあふれるトルクで強力加速、吹け上がりも回転落ちも素早い。許容回転数は4,750、Q5に比べて250回転ほど高く、7速で1,200回転近くまで粘り続けるのもQ5と比べると200回転ほど低い。つまりは、良く回るようになった上に低速での粘りも良い・・・ということ。信号などでエンジンストップしてからの再始動ではあまり振動を感じず、モーターを積んだマイルドハイブリッドか?と疑ったほど。これでガソリン車より2割を超えて燃費が良いのだから、もはやガソリン車を選ぶ理由も希薄になろうというもの。
Sライン(スポーツ仕様サス)の上にホイールは19インチ、タイヤは35扁平。もちろんクルマは思い通りにキビキビと動く。驚くのは、そんな扁平率のタイヤをはいているのに乗り心地にしわ寄せが少ないこと。路面の凸凹の角はきれいに丸められ、とてもこんなスペックのタイヤ(ホイール)を履くスポーツ車に乗っているとは思えないほど快適。A4 40 TDI quattro S line、良く出来たクルマです。