読みものArticle
すさみの家 薪を作る
薪ストーブは据わりましたが、薪がありません。買ってくれば早くとも、あるものは利用したい。そこで、今回の改装工事で出た木材の端材や知り合いからいただいた広葉樹で薪を作ることにしました。

1枚目の写真は今回工事で出た端材。これを40センチほどに切って、板材は細かく割って焚き付けに、柱材などは半分に割って薪にします。小さなものはそのまま燃やせるのでコンテナに整理します。簡単に言えばこれだけでも、実際の作業は結構大変で、端材と焚き付けのコンテナだけでも10ケースほどが満杯になりました。
2枚目の写真、左の板材はあまりにも立派でそのまま焚き付け用に刻んでしまうのはもったいなく、どうしよう・・・と思い悩んだままでいまだに手付かず。右の広葉樹は、和歌山市の府中の家から持ってきた斧で、出来るところから割り始めています。真ん中の箱は通販で買った薪ラックです。

1枚目の写真の今回工事で出た端材を薪に割っただけで薪ラックは満杯になりました。このラックに積まれている木は、もとは柱や大引き根太などの構造材と敷居や鴨居などの造作材です。気持ちよく焚いてしまうとこのラック一つぐらいの量は1週間ほどで焚き終わってしまいます。コンテナ10杯分の端材を足してもひと月は持たないように思います。
激しい戦いになったのは薪ラック前の広葉樹です。結構乾いていたものですから、通常は2年が必要と言われる乾燥期間もおそらく1年ですむと思います。ただしそれは割って棚積してからで、このままでは乾燥が進みません。

今のところは割る道具は斧1丁しかありません。完全な体力勝負で、どう見てもこれは分が悪い。悪い状況に拍車をかけたのは木が中途半端に乾燥していたことです。中には今でも使えそうなほど乾燥して叩くとカンカンと良い音のするものまであります。有り難いけど、そんな木は・・・そう、とても硬くなっているのです。
一度にはとても歯が立ちませんので、暇に暇に何回にも分けて挑戦しています。中には斧の刃を全く寄せ付けないものもあるので、そんなのは一時除けておいて後で対処します。一度に10本も割れば汗が噴き出て、小休止・・・それを繰り返しています。

おかげさまでほら、今のところこんなに割れました。私たち(私と次男の)血と汗と涙の戦いの結果です。