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すさみの家 外構工事
足場が取れているので、室内とは別に屋外でも出来るところから外構工事をはじめます。

敷地内の余地には、これまでコンクリートで犬走が造られていました。しかし、コンクリートの犬走は建物本体とは取り合いのところで縁が切れて隙間が開いてしまい、見苦しいことになりがちなので砂利を敷き込みます。
田辺・西牟婁地方の砂利は那智黒のように黒くてどこに使っても仕上りが良く、なかなか使い勝手の良い石です。どこででも使えればいいのに・・・と思いますが、産地によって採れる石は違うため、田辺の近辺限定になります。
お日様の照り返しが少なくなることと、土に雨水が返ること、それから近くを人が歩くと音がして防犯にも良い・・・などのメリットがあります。雑草が生えて困りそうにも思いますが、ある程度の厚みに砂利を敷き込むと心配するほどには生えませんし、生えても抜きやすいです。

光回線を引き込みます。これまではテレビが必須でしたが、最近ではネットの方が確実に必要性が高いです。万が一テレビがほしくなった時には光回線の契約変更だけで多分観られるようになりますし。
室内の大工工事はまだ続いています。2階ではトイレ・洗面廻りが最後のヶ所です。まずは床張りから。床板は他のところと同じ無垢の唐松のエンコウ板。壁も他の水廻りと同じように杉板とエコカラットを組み合わせ、湿気にもニオイにも強い仕上げにします。天井は和紙貼りです。
トイレの床を木にするのを嫌がる方が少なからずおられます。しかし、タイルなどを張ると冬に寒いし、ビニール系のもので覆ってしまうと下にカビが生えたりします。経験上私は、板床の上に小さな布製のマットなどを敷いて済ませることを進めています。マットは汚れた時に取り替えて洗ってしまえばいいのです。これが一番快適です。

大工工事は、ここが終わると中2階の玄関・ホール廻りです。来週半ばから石・タイルなどの工事が始まります。和紙やケイソウ土塗りの工事はその後です。今月中に工事を終えたい・・・と思っていましたが、もう少しかかりそうです。