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すさみの家 内装工事

2階では大工工事が最終段階を迎えています。柱型・梁型などの細かい部分はこれからにしても、大きな壁は大体プラスターボードを張り終えています。

鉄骨の建物は柱型や梁型が多く室内に表れてきます。最初から計画的に隠せる新築ではありませんので尚更です。室内の意匠も考えながらこれらの処理をしていくと、結構造形が複雑になります。この辺が大工手間のかかるところ、時間の必要なところです。ただし、手間を入れたところ、時間をかけたところは必ず仕上げに面白く反映されるので、手間賃や材料費は多くかかっても、バランス良く考えたいところです。

写真の柱型・梁型部分はプラスターボードを下地にして珪藻土塗で仕上げます。現在見えている天井近くの鉄骨部分は、1階の天井と同じように塗装仕上げです。鉄骨部分は湿度が高くなれば結露の心配がありますので、後の憂いがないように壁や天井には特段湿気の調節に優れた木や土などの素材を用いたのです。

1階の大工工事の多くはすでに出来ています。2階もだんだんと形になってきました。あとはトイレ・洗面などの水廻りと、中2階の玄関廻りです。3月の末に着工してすでに7ヶ月が経とうとしています。工事範囲が広かったこともありますが、そろそろ仕上げの工事にかかりたいところです。