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のぞみ園生活介護施設 基礎金物検査

鉄筋の配筋検査が終わり、型枠が組みあがった段階で、木部と基礎をつなぐアンカーボルトやホールダウン金物の検査をします。各金物は型枠に固定するため、この工程でないと検査できないのです。

検査には、事前に現場から施工図を提出してもらって、それをチェック・手直しした後の最終図面を使います。施工図には金物の種類や位置・寸法が詳細に書き込まれています。これを全数確認していくのです。

金物の規格・種類・形状などと共に、基礎コンクリートに対する定着長さ(埋め込み深さ)だけでなく、直立しているかなどの正確性も検査対象です。真っ直ぐに設置されていないと木材が建て込みにくいばかりでなく、無理に金物を曲げることで強度棄損をおこしかねません。

金物据え付けのための取付金物には、寸法付きのしっかりした品物が使われていました。この取付金物で据え付けると、据え付け精度が格段に上がるうえに、万が一の手直しが極めて容易になります。人のすることですから間違いは起こります。そのために何重ものチェック体制を取っているわけです。

今回も数本の寸法間違いがありましたが、その場で対応してもらうことが出来ました。また後で手直し・・・というのと、その場で手直して確認・・・というのでは正確性にも差が出ますし、安心感も違ってきます。